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プロフィール
畑澤聖悟(はたさわせいご/劇作家)
1964年生まれ。「劇団北の会」「劇団漫金堂」「シアター・ル・フォコンブル」「弘前劇場」を経て、2005年、演劇プロデュースユニット「渡辺源四郎商店」を設立。ラジオドラマの脚本家という顔も持つ。 渡辺源四郎商店 98年以降、脚本家・演出家として年1~2のペースで様々な賞を受賞。 これまでのおもな受賞歴: 放送批評懇談会ギャラクシー大賞ラジオ部門最優秀賞/平成11年度日本民間放送連盟賞ラジオ娯楽番組部門最優秀賞/平成11年度文化庁芸術祭大賞/平成12年度日本民間放送連盟賞ラジオエンターテイメント部門優秀賞/平成13年度日本民間放送連盟賞ラジオ教養番組部門優秀賞/平成14年度・15年度日本民間放送連盟賞ラジオエンターテイメント部門優秀賞/日本劇作家大会2005熊本大会・短編戯曲コンクール最優秀賞/平成17年度全国高校演劇発表大会最優秀賞・文部科学大臣奨励賞・創作脚本賞 その他のジャンル
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8月1日(水)
普通に出勤。夕刻、青森市へ。アトリエ事務室にてチヒロと1時間ほど話したのち、書き仕事。青森放送「卍の城物語~津軽妖怪列伝(15~19)」。岩木山の山姫と、外ヶ浜の人魚。日本の人魚はアンデルセンの人魚姫のように美しくない。 「上半身のくっついた人面魚」 である。元禄元年7月20日。外ヶ浜野内の浦、今日の青森市野内の浜に人魚が接近した。身の丈10尺(約3メートル)。顔は人のようだが、80歳ほどの老人に見えた。体は魚であり、頭は真鍮のように赤く、尾は金色。腹は黒かった。手の爪は猫のようで、鳥のように素早い早さで泳いでいた。そして、 「ばどろん、ばどろん」 と、啼いた。あまりに珍しい事なので浜辺には見物人が集まったという。この人魚は42年後の享保10年3月18日にも現れた。場所は同じく外ヶ浜である。このときは捕獲に成功したが、酒を飲ませて海に帰してやったという。人魚の肉を食べると不老不死になるはずで、この言い伝えを知らぬ津軽びとではなかったと思うのだが、なぜ食べなかったのだろう。あるいはこっそり喰ったのか。そんな御仁がいるとすれば津軽のどこかでひっそり暮らしているのであろうか。人魚の肉を喰った八百比丘尼は800歳生きたと言うから、まだ半分寿命が残っているはずである。 19:00より空間実験室にてミーティング。2時間後、悲惨な気分で帰宅。なんもかんも辞めて 旅に出たい。
by nabegen4ro
| 2007-08-01 08:58
| 郷土史
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